無理数(むりすう)とは、分数(有理数)で表せない実数のことです。小数で表したとき無限に続き、規則性のない循環しない小数になります。数学の基礎概念として、数の体系を理解する上で欠かせない概念です。
目次
有理数と無理数の違い
実数は有理数と無理数に分けられます。有理数とは p/q(pとqは整数、q≠0)の形で表せる数のことで、整数・有限小数・循環小数がすべて有理数に含まれます。一方、無理数はどんな分数でも正確に表せない数のことです。√2(ルート2)をはじめ、π(円周率)やe(ネイピア数)が代表的な無理数です。
無理数の具体例
最もよく知られる無理数は√2=1.41421356…です。2の平方根で、1辺が1の正方形の対角線の長さに相当します。また円周率π=3.14159265…も無理数で、円の周長・面積計算に欠かせません。ネイピア数e=2.71828182…は微分・積分の基礎となる数です。これらの無理数は無限に続く非循環小数です。
土木計算での近似値の使い方
土木工事の計算では無理数をそのまま使うと不便なため、近似値(ニアリーイコール)を使います。√2≒1.414、√3≒1.732、π≒3.14(精密計算では3.1416)が代表的です。コンクリートの円形断面積計算ではπr²にπ≒3.14を代入し、法面勾配の計算では√2や√3を使うことがあります。近似値を使った場合は「≒」を使って厳密な等号「=」と区別します。
まとめ
無理数とは分数で表せない実数で、√2やπが代表例です。有理数(分数で表せる数)とあわせて実数全体を構成しています。土木・建設の計算では近似値を使い、その際は≒記号で表します。数の体系を正確に理解することで、計算式の意味を正しく読み取れるようになります。

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