次数とは、単項式では文字の指数の合計、多項式では整理した各項の次数の最大値です。複数の文字がある例、着目する文字による違い、同類項が消える計算例を紹介し、係数・定数項との関係や0の扱いも確認できます。具体例を通して、数え方を確認しましょう。
この記事でわかること
– 次数の定義と、単項式・多項式での求め方
– 係数・定数項との違いと関係
– 一次式・二次式など次数による式の分類
次数とは何か:定義をシンプルに理解しよう
次数とは、単項式では文字の指数の合計、多項式では整理した各項の次数の最大値です。
「一次方程式」「二次関数」など「~次」という分類の根拠になる概念です。
次数を正確に把握することで、方程式の種類と適切な解法を選べます。
単項式の次数

単項式の次数は、含まれる変数の指数を合計した値です。
| 単項式 | 計算 | 次数 |
|---|---|---|
| 3x² | x の指数=2 | 2次 |
| 2x³y | 3+1 | 4次 |
| 5(定数) | 変数なし | 0次 |
変数が1つだけのシンプルな場合は、その指数がそのまま次数です。
「xについて」のように着目する文字が指定されたら、その文字の指数だけを数え、他の文字は定数として扱います。 例えば4x²y³は、xとyの両方で考えると5次、xについては2次、yについては3次です。
多項式の次数と係数・定数項の関係

多項式の次数は、各項の次数のうち最も大きいものです。
「5x²+3x-8」を例に確認しましょう。
| 項 | 次数 | 名称 |
|---|---|---|
| 5x² | 2次 | 最高次の項(係数は5) |
| 3x | 1次 | 係数は3 |
| -8 | 0次 | 定数項 |
この式全体の次数は2次(最高次が2だから)です。
係数は変数にかかる数値、定数項は変数を含まない項(次数0)です。
多項式は同類項をまとめてから次数を判断します。 例えば3x²+2x−3x²+7は2x+7に整理できるので、見かけのx²ではなく、残った項から1次とわかります。
着目する文字と式の整理は、開星中学校・高等学校が公開する「数と式」の教材でも確認できます。
次数による式の分類
次数が決まると式の種類(方程式・関数の型)も決まります。
| 次数 | 式の種類 | 例 |
|---|---|---|
| 1次 | 一次式・一次方程式・一次関数 | 2x+3=0 |
| 2次 | 二次式・二次方程式・二次関数 | x²-5x+6=0 |
| 3次 | 三次式・三次方程式・三次関数 | x³+2x=0 |
施工管理技士の試験では二次方程式を解く問題も出るため、次数の概念は必須です。
まとめ:次数の基本チェックリスト
- [ ] 次数=変数の指数の合計値
- [ ] 多項式の次数=各項の次数の最大値
- [ ] 係数=変数にかかる数値
- [ ] 定数項=次数0の項(変数なし)
- [ ] 次数で方程式・関数の型が決まる
FAQ
Q1. 次数と指数の違いは?
指数は「ひとつの変数の累乗の数」、次数は「単項式・多項式全体の複雑さを示す値」です。複数の変数がある場合は指数の合計が次数になります。
Q2. 定数の次数は何ですか?
5や−2など、0でない定数の次数は0です。0だけの式(零多項式)は別に扱い、通常は次数を定めません。
Q3. 「3x⁰」の次数は?
x≠0ならx⁰=1なので、3x⁰=3となり、定数(次数0)です。
Q4. 次数が最も高い項の係数を何といいますか?
「最高次係数」といいます。二次式 ax²+bx+c では a が最高次係数です。
Q5. 施工管理試験で次数に関する問題は出ますか?
直接の出題は少ないですが、二次方程式の計算問題の前提知識として必要です。

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