【図解】地先ブロックとは？縁石、歩車道境界ブロックとの違いについて超簡単解説！ 

こんな悩みに答えます。

この記事を書いてる私は、県土木職員５年経験した土木初心者。知識ゼロでもわかる初心者向けに土木情報を発信しています。

本記事は、小学生の下校でよく上を渡っていた「棒状のコンクリート」の呼び方について解説します。

この記事を読めば、あの「棒状のコンクリートブロック」が何なのかわかるはずです。

土木初心者が必死に調べて書いた記事です。間違いがあれば教えてください。

【結論】地先ブロック≠縁石≠歩車道境界ブロック

道路構造令、論文など様々な文献を調査した結果、結論いうと…

地先ブロック≠縁石≠歩車道境界ブロック

似ているようで違う意味のブロックのようでした。

区分ごとまとめると、

境界ブロック	地先ブロック
	縁石	歩車道境界ブロック

詳細に解説します。

地先ブロックとは？

上の写真(左側)のように、道路外と歩道との間、駐車スペースの境界、花壇・街路樹の仕切りなど幅広く用いられるものです。

地先ブロックの役割

地先境界ブロックは、官民境界（役所と民間の土地境界）や民民境界（民間と民間の土地境界）などを区分するために使用されます。歩道中の植樹帯の仕切りとして使われていることもあります。

ということで、地先ブロックはざっくりいうと「民間の土地の境界を仕切るためのもの」ですね。

縁石とは？

上の写真のように、歩道と車道の境界、路肩、中央分離帯などに用いられるものです。

横断歩道用に切り下げたものや、排水を流すために穴が開いたものがあります。

縁石の役割

縁石にも様々な種類、役割があります。

歩道と車道を区分するための縁石もあれば、中央分離帯と車道を区別するための縁石もあります。

どれも役割としては、車道や歩道、中央分離帯の区別を明確にして、運転者の視線を誘導し、運転に対する安全性を向上させることです。

ということで、縁石はざっくりいうと「道路上にあって安全な走行に必要なもの」ですね。

歩車道境界ブロックとは？

上の写真のように、歩車道境界ブロックとは、「縁石の中で歩道と車道を区別するもの」になります。

歩車道境界ブロックの役割

歩車道境界ブロックは、歩道と車道の区別を明確にし、車が歩道に来てもブロックが防いで車道に戻してくれる、戻せなくても車の速度を落としてくれる役割があります。

このため、車などがぶつかっても簡単に外れたりしないよう、地中に埋め込まれています。

地先ブロック、縁石、歩車道境界ブロックとの違い

それでは、上記をふまえ違いをまとめてみます。

地先ブロック	縁石	歩車道境界ブロック
主に歩道と民地の境界を区別するコンクリートブロック	歩車道境界ブロックを含めた、道路上にあるコンクリートブロック	歩道と車道の境界を区別するコンクリートブロック

以上