
コンクリートを打ち込むときの注意点ってある?初心者向けに教えて!
こういった悩みに答えます。
- コンクリート打ち込みの注意点【7つ】
この記事を読めば、コンクリート打設する際に気をつけるべきことが大体わかります。
インターネット・書籍・経験者のアドバイスから作成したので安心してご覧ください。
コンクリート打ち込みの注意点

コンクリート打ち込みの注意点は以下の通り。
- 打ち上がり面は水平に
- 打ち込みの高さは、1層当たり 40~50cm以下
- 2層以上の打込みは、上層下層を一体に
- コンクリート吐出口と打ち込み面の間は、1.5m以下
- 打ち上がり速度は 30分当たり1.0~1.5m程度
- 地面に打つときは、均しコンクリートを敷く
- 表面のブリーディング水は除去する
具体的に解説します。
①打ち上がり面は水平に
打上がり面は水平に均一なコンクリートにするため、水平に打ち込む必要があります。
コンクリート量が多い場合は、打込む場所も多くして、水平に打込みます。
型枠側から打ち込む
中央から打込むと、 粗骨材が型枠側に寄ってしまい、不良なコンクリートになります。 (この不良状態をジャンカという)
打ち込むときは型枠側から打ち込みましょう。
②打ち込みの高さは、1層当たり 40~50cm以下
打ち込みの高さは、1層当たり 40~50cm以下が標準。
なぜなら、バイブレータの振動部より短く、コンクリートの横移動を防げるからです。
一気に打つのではなく、40~50cm ずつ打込みましよう。
③2層以上の打ち込みは、上層下層を一体に
2層以上の打ち込みは、上層下層を一体にする必要があります。
上層下層を一体化させるためには 「許容打重ね時間間隔」を考慮して打ち込む必要があります。
- 「許容打重ね時間間隔」とは、 下層を打ってから上層を打つまでの適切な時間のこと。この時間を守れば上層下層が一体となる。
外気温 | 許容打重ね時間間隔 |
---|---|
25℃以下 | 2.5時間 |
25℃超え | 2.0時間 |
④コンクリート吐出口と打ち込み面の間は、1.5m以下
コンクリート吐出口と打ち込み面の間は、1.5m 以下が標準です。
コンクリートを高いところから落とすと、材料分離してジャンカができてしまう。
打込むときは高さに注意です。
⑤打ち上がり速度は 30分当たり1.0~1.5m程度
打ち上がり速度は30分当たり1.0~1,5m 程度です。
あまりに速く打込むと、 型枠に圧力がかかりすぎて、崩壊する恐れがあります。
危険なのでやめましょう。
⑥地面に打つときは、均しコンクリートを敷く
地面に直接打つときは、均しコンクリートを敷きます。
均しコンクリートを敷かないと、 その上にのる構造物の高さが正確に計測できないから。 また、均しコンクリートによって、地面へのブリーディング水を防ぐ効果もあります。
品質確保のため、均しコンクリートは原則必要です。
⑦表面のブリーディング水は除去する
表面のブリーディング水は除去する必要があります。
- ブリーディング水とは、 生コンクリートの表面に浮き出る水のこと。
このブリーディング水を除去しないと、コンクリートが劣化し、耐久性が保てません。
スポンジ、 ひしゃく等で除去しましょう。
おわりに

今回はコンクリート打設の注意点についてまとめてみました。
他に土木関係の知識をまとめた記事のあるので、ぜひご覧ください。

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