
トンネル内の舗装って何でコンクリートなの?土木初心者でよくわからない。周囲にも聞けない。
こんな悩みに答えます。
本記事の内容
- トンネル内舗装とは?
- なぜトンネルはコンクリート舗装なの?
- トンネル内舗装の留意事項
- トンネル内舗装の施工方法
- この記事を書いてる人

この記事を書いてる私は、県土木職員5年経験した土木初心者。知識ゼロでもわかる初心者向けに土木情報を発信しています。
本記事では、トンネル内舗装について解説したいと思います。
この記事を読めば、舗装の初歩的な知識が身につきます。
目次
トンネル内舗装とは?

トンネル内舗装は、トンネル内の路面を舗装する工事であり、車両の走行性や安全性を確保するために行われます。
トンネル内は外部環境と異なる条件が多いため、特有の設計や施工が求められます。
なぜトンネルはコンクリート舗装なの?

トンネル内でコンクリート舗装が選ばれる主な理由は以下の通りです。
- 耐久性が高い:トンネルは一般的に迂回路がないので、補修するのが超大変。なので、耐久性の高いコンクリート舗装とします。
- 明色性が高い:コンクリートの明るい色調は、トンネル内の視認性を向上させ、安全性を高めます。
トンネル内舗装の留意事項
地山からの湧水、排水処理に検討する
トンネル内では地山からの湧水が発生することがあり、適切な排水処理が必要です。排水溝や排水管の設置により、路面の水たまりや滑りを防止します。
明色性のある舗装にする
トンネル内の明るさを確保するため、明色性のある舗装材料を使用します。これにより、照明の効果が高まり、運転者の視認性が向上します。
耐久性に優れた舗装にする
トンネル内は外部環境と隔離されているため、舗装の補修が困難です。そのため、耐久性に優れた舗装材料を選定し、長期間の使用に耐える設計が求められます。
トンネル内舗装の施工方法

トンネル内舗装の施工方法は、トンネルの種類や条件により異なりますが、一般的な手順は以下の通りです。
- 下地処理:路面の清掃や不陸整正を行い、舗装の基盤を整えます。
- 防水処理:必要に応じて、防水シートや防水材を設置し、湧水の影響を防ぎます。
- 舗装材の敷設:コンクリートやアスファルトなどの舗装材を均一に敷設します。
- 仕上げ作業:表面の平滑性を確保し、必要に応じて目地処理や表面処理を行います。
施工中は、換気や照明の確保、安全対策など、トンネル特有の条件に対応する必要があります。
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