【図解】港湾とは?漁港との違いを超簡単解説!

悩んでいる人

港湾って何?漁港との違いは?土木初心者でよくわからない。周囲になかなか聞けない。

こんな悩みに答えます。

本記事の内容
  • 港湾とは?
  • 漁港とは?
  • 港湾と漁港の違い
  • この記事を書いてる人

この記事を書いてる私は、県土木職員5年経験した土木初心者。知識ゼロでもわかる初心者向けに土木情報を発信しています。

港湾と漁港。どちらも「港」ですが、実は目的や適用される法律が異なります。

この記事を読めば、港の初歩的な知識が身につきます。

土木初心者が必死に調べて書いた記事です。間違いがあれば教えてください。

目次

港湾とは?

港湾について、目的、適用される法律、管轄にわけて解説します。

①目的

港湾は、船舶の停泊や貨物の積み降ろし、旅客輸送、物流・貿易の拠点として機能するものです。

また、防災や産業振興、レクリエーションの場としての役割も持ちます。

②適用される法律

「港湾法」に基づいて整備・管理されるものです。

港湾は重要度や規模に応じて「特定重要港湾」「重要港湾」「地方港湾」「避難港」などに分類されます。

③管轄

国土交通省が主に管轄し、管理者は国、都道府県、市町村、または港湾管理組合などが担います。

漁港とは?

漁港について、目的、適用される法律、管轄にわけて解説します。

①目的

漁港は、漁船の停泊や水産物の荷揚げ、流通を目的とした港であり、水産業の拠点として機能するものです。

また、漁船の燃料補給や整備、漁業者の作業場としての役割も果たします。

②適用される法律

「漁港漁場整備法」に基づいて整備・管理されます。

漁港は機能や重要性に応じて「特定第1種漁港」「第1種漁港」「第2種漁港」「第3種漁港」「第4種漁港」などに分類されます。

③管轄

農林水産省が主に管轄し、地方自治体(都道府県・市町村)や漁業協同組合が管理する場合もあります。

港湾と漁港の違い

海岸の情報 – 福島県ホームページ

上図のように、港湾法をもとに管理する港湾と、漁港漁場整備法をもとに管理する漁港があるわけです。

最後に、違いをわかりやすくまとめてみました。

項目港湾漁港
①目的船舶の停泊、貨物の積み降ろし、旅客輸送、貿易・物流、防災、レクリエーションなど漁船の停泊、水産物の荷揚げ・流通、漁業者の作業場、燃料補給・整備
②適用される法律港湾法漁港漁場整備法
③管轄国土交通省(港湾管理者:国、都道府県、市町村、港湾管理組合など)農林水産省(管理者:都道府県、市町村、漁業協同組合など)

港湾は物流や貿易・旅客輸送を目的とし、港湾法に基づいて国土交通省が管轄するのに対し、漁港は水産業を支えるための港であり、漁港漁場整備法に基づいて農林水産省が管轄するという違いがあります。

以上。

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